この症例報告は本人の了承を得て記述及び掲載しております。
【目的】
東京よりASPセラピーのFacebook記事を見てDMにて相談を受ける。慢性の首・肩の凝りに悩んでいる。また、加齢によるお肌の悩みもあるとの事。東京でパイオネックスによる耳鍼や耳ツボジュエリーによる施術を受けてきたがどちらもテープによるかぶれが起こってしまい施術を断念していた。アレルギーの程度が重度の為、ASP鍼ををフランスより輸入する事にする。輸入が成功した時点でDMにて連絡して東京より来院してもらう。
施術当日、更に詳しいASPセラピーの説明を受け、同意の上で施術することとなった。
【対象】
40代前半女性 会社役員
【方法】
肩・首の凝りに対しては反射区を目安とし両耳介部をココロケーター(セイリン社製)にて低電気抵抗点を探査し、ASP-Titaniumuを刺鍼する。リフトアップの刺鍼部位に関しては松浦が経験上使っている独自の4点を選んでASP-Titaniumuを刺鍼した。
刺鍼部は添付写真を参照
施術直後、首・肩の凝りはVAS法にて10→0 となった。
リフトアップに関しては左右のほほ肉を両手で下から上に持ち上げられているような感覚を感じたと本人が語っている。施術者視点からも口角が上がり、顎のラインがシャープになった様に見えた。
尚、一週間後の患者の感想を原文のまま掲載すると「外れて来たら弛んだ気がする〜(焦る:絵文字)。助けてくれ〜‼️という感じ。」だそです。
【考察】
先行研究では75~82%のASPセラピー患者に疼痛改善効果がみられるとあるが、今回のケースでも劇的な直後効果がみられる結果となった。これは刺鍼部位を当て推量ではなく、低電気抵抗点を探査した上で決定したため、疼痛時に活動が亢進するとされる脳の視床下部へ、効果的な抑制刺激を加えることができたためではないかと考えられる。尚、ASP鍼によるリフトアップを含む美容鍼灸分野の研究は海外論文等を探しても皆無、また、令和元年8月現在ASP鍼による美容施術を正規に表立って施術している者が世界規模で探しても松浦哲也と、その教えを受けた者一人の為、博士号を持った研究者による研究及び論文の発表が待たれる。
症例報告日:令和元年8月26日
症例報告作成者:松浦哲也
コメントを残す