
JATAは、Japan asp therapy association(日本ASPセラピー普及協会)の略称で、
フランス製鍼灸針「ASP」を用いた耳介療法及び皮内鍼療法の国内普及を目的とした団体です。
日本ASPセラピー普及協会(JATA)及び、同協会会員が管理するホームページ・SNS内のASPに関する記述は、施術者への法律を遵守した正しいASPの使用に対する啓蒙と、ASPによる施術を望む患者様への正しい情報提供を目的とした広報PRであり、ASPの宣伝広告を目的としたものでありません。
JATA 協会設立趣旨
日本aspセラピー普及協会は、松浦哲也、襖田和敏、米田裕和の3名が開催していたフランス製のASP鍼を用いた鎮痛、筋弛緩、抗不安に特化した耳介療法の研究会として発足しました。
そのASPを使った耳介療法は2018年にNHKのテレビ番組でBattlefield Acupuncture(戦場鍼治療)として紹介され、巷ではASP鍼の転売という違法行為により入手したASP鍼による戦場鍼治療の施術が横行しました。
このままそのような状況が続けば厚生労働省もだまって見過ごすわけもなく、真面目に輸入して施術している先生たちの施術にも影響が生じるのではないかという不安が私達にはありました。
そこで私たちは適法に輸入したASP鍼を使用している施術者のみによる、正しいASP鍼の使い方と臨床情報の共有、ASPセラピー(ASP耳鍼療法とASP皮内鍼療法の総称)の社会的普及を目的とする任意団体を、2019年6月に『日本ASPセラピー普及協会(会長:襖田和敏)』としてスタートさせました。
その後、2021年6月に一般社団法人日本ASPセラピー普及協会(会長:竹田太郎)を設立しました。
一般社団法人 日本ASPセラピー普及協会 目的および事業
目的
当会は、ASP(Aiguille semi-permanente;半永久留置鍼)などを用いた耳介療法の学理及び応用の研究についての発表及び連絡、知識の交換、情報の提供、技術の研鑽等を行うことによって我が国における耳介療法の進歩発展普及と人類の健康に寄与する事を目的とする。
事業
当会は前条の目的のために次の事業を行う。
- 耳介療法に必要となる医療機器の円滑な流通の促進
- 学術大会、講演会、研修会その他研究集会の開催
- 耳介療法の普及及び啓蒙活動
- 出版物の刊行
- 関連団体との連絡及び提携
- 研究の奨励及び助成並びに研究業績の表彰
- 施術者の資格認定及び育成
- その他、当会の目的を達成するために必要な一切の事業
ASPセラピー普及協会理念
一般社団法人 ASPセラピー普及協会(Japan ASP Therapy Association)とは以下の理念を掲げ国内でのASPセラピー及びBattlefield Acupunctureの普及を図る会である。
- 国内普及
米軍で採用されている、Sedatelec社が製造するASP-Needleを用いた耳鍼療法(Battlefield Acupuncture)を基に、Auriculotherapy(耳介療法・耳鍼療法)の学術知識を基に、耳以外のポイントも用いたASPセラピーを日本で安全に普及させたい - クライアントへ選択肢提供
国内で流通している鍼が体質に合わない方々に、ASPセラピーという新たな選択肢を提供したい - 施術者へ技術提供
ASPセラピー及びBattlefield Acupunctureを行う、医師・歯科医師・はり師・きゅう師に適切な技術を提供したい - クライアントに安全な施術所を紹介
ASPセラピー及びBattlefield Acupunctureを望むクライアントに、合法で安全な施術を受けられる施術所を紹介したい - 輸入手続き支援
2019.6現在、Sedatelec社が製造するASP-Needleの個人輸入に係る諸手続きをサポートしたい(現在外部委託)
会長・理事 竹田太郎

会長挨拶
当会が一般社団法人として新たにスタートした初年度が終わりました。自分自身を含め、理事の多くが初めて経験する事ばかりで、「円滑な運営」とは程遠い状況であったと深く反省しております。
社会情勢に目を向ければ、ようやくコロナ禍は終息に向かいつつある気配が感じられます。
「ASPセラピーやBFAを自院で導入したい」そのためには「実技指導を受けたい」とお考えになられた会員様がとても多かったのが事実なのですが、相次ぐ『まん延防止等重点措置』の発令に見舞われました。
ASPセラピーを実践する施術者(施術所)を増やしていくことが当会の使命の一つですが、同時に「正しい理解と安全な技術」を習得していただき、それを実践する施術者に「高い安全意識」を持っていただくことも当会の大きな使命の一つと位置づけています。それ故、SNS隆盛の時代背景も踏まえ、どうしても慎重な態度をとらせていただきました。
改めまして、実技セミナーの開催や個別指導を要望された会員様に対しまして、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
また、混迷する世界情勢の負の影響を受け、鍼灸針の製造・販売メーカーから商品値上げの声も聞かれるようになりました。まだまだ人の流れが元に戻ったとは言えない状況であり、日本経済そのものが停滞したままと感じざるを得ない状況下でのこの通知は、我々にとっては非常に痛い話題だと感じています。
当会としましては、出来うる限りの知恵と行動力を駆使して、会員皆様のご負担を少しでも軽減できるよう、ミルキーウェイ鍼本舗さんをはじめとする様々な企業さんからの協力を得られるような活動(努力)を続けていく所存です。
そして、学術面においてはYoutube鍼灸大学校を通じて“学びの場”を提供してきたのですが、やはり会員様に直接的なメッセージを伝えるべきだろうという理事意見を受け、令和4年度からは定期的なオンラインセミナーを復活させる意向です。武田学術部長と子細を詰めておりますので、開催の暁には、ぜひご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
最後に、会員皆様の関心が一番大きいであろう「ASPの国内承認・流通」についてですが、想像以上に導入の壁は高く厚いです。
理事の全員が「これほどとは…」と絶句するほどと言っても過言ではないです。それでも漫画スラムダンクの名言『諦めたら、そこで試合終了です』と同じ気持ちで、都度、困難な状況に立ち向かっております!現状において、○頃には国内での流通が…といったような発言はしにくい状況なのですが、必ずや皆様に吉報をお届けできるよう、この件につきましても努力を続けてまいります。
ホップ・ステップ・ジャンプ!という言葉になぞらえれば、当会の令和4年度はステップに相当します。コロナ禍の社会情勢を見ながらではありますが、改めて会員皆様との交流を深め、新しい知見や基礎知識をオンラインセミナーを通して共有し、時には皆様がワクワクするようなホットな話題も提供できるよう、一丸となってステップしたいと考えています。
今年度も当会に対し、変わらぬ愛情とご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
顧問 西本武史(医師)
このたび日本ASPセラピー普及協会顧問を拝命しました函館五稜郭病院緩和ケア科の西本武史でございます。

私は、1998年に医師としてのキャリアをスタートし、しばらくは福井医科大学(現、福井大学)の精神科であまりうだつの上がらない精神科医をしていました。
転機となったのは、2010年に福井赤十字病院精神科に一人医長として赴任したことでした。
ここで何でも一人でやらなきゃいけなかった関係で緩和ケアと精神科リエゾン1)の仕事をやりはじめ、以降はこれらを専門として活動してきました。
また、2011年、福井大学に戻った際に、精神科から新しく移籍したがん診療推進センターが、緩和ケアと臨床栄養学の講座だったため、臨床栄養学にも少しだけ手を出しています。
2014年からは地元北海道に戻り、緩和ケア病棟や在宅緩和ケアの仕事を4年ほどしたあと、現在の職場で緩和ケア・精神科リエゾン・臨床栄養といったチーム医療に携わっています。患者さんは、がんのみならず、心不全、腎不全、骨折、適応障害、認知症、せん妄2)…と何でもアリで、2021年の新規サポート患者は600名を超えました。
元々、東洋医学に興味があり、抑肝酸3)のケースレポートを書いたこともありますし、私の主治医?もYNSAの鍼灸師です。
当協会と関わるようになったきっかけは、知人を通して知り合った松浦哲也先生です。彼から疼痛や不安といった私の患者さんとは切っても切れない苦痛に対するASPセラピーの有効性を聞き、自分自身でも科学的な視点からASPセラピーを学んでみようと思っています。
個人的に鍼灸の面白いところは、痛みを伴うところだと考えています。薬だと副作用は出たり出なかったりしますが、鍼灸は必ず痛みという有害事象が出ます。しかも、ASPは通常の鍼より痛いとのことです(私はまだ体験したことがありませんが…)。「良薬は口に苦し」と言いますが、ASPは口に苦いことも良薬なことも分かっているので、あとはなぜ良薬なのかを解明することが重要となってくるでしょう。
私に期待されていることは、医科(と言うのですよね?)と鍼灸の融合だと考えています。医科的な評価や解析を臨床鍼灸に応用し、ASPセラピーを科学的に説得力(≒エビデンス)のある鍼灸に発展させるお手伝いができれば…思っています。
本職が多忙で、逆に色々ご迷惑をおかけすることも多々あると思いますが、よろしくお願い申し上げます。
1)…総合病院で身体疾患患者に合併した精神疾患をケアする医療
2)…身体疾患や薬物を原因とする特殊な意識障害
3)…抗不安・催眠作用を有する漢方薬(ツムラ54番)
西本武史(医師)
Takefumi Nishimoto, M.D.
- 函館五稜郭病院 緩和ケア科 科長
- 福井大学医学部 非常勤講師
[略歴]
1970.08.23.生 51歳 北海道出身
1998年福井医科大学卒業 同年医師免許取得
[資格]
精神保健指定医
日本精神神経学会精神科専門医・指導医
日本緩和医療学会緩和医療認定医
日本総合病院精神医学会一般病院精神科特定指導医
日本サイコオンコロジー学会登録精神腫瘍医
前会長 襖田和敏

日本ASPセラピー普及協会会員の皆様、こんにちは。
改めまして会長の襖田和敏です。
皆様には、日頃より当協会の活動に深いご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。第2期を終えるにあたり一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
まず当期の初めに掲げた5つの施策についてご報告致します。
1つ目のASP鍼の国内販売に向けての薬事認証取得についてですが、まだ詳細をお伝えする段階ではございませんが、鋭意進行中であり、早ければ来期にでも私達にとって喜ばしいご報告ができるのではないかと思います。今しばらくお待ち下さい。
次に2つ目の協会認定施術者の全都道府県配置、3つ目のエリアごとの普及活動、4つ目の臨床研究部活動についてですが、年始のご挨拶でもお伝えしました通り、残念ながらまだ道半ばの状態です。しかしながら当協会の一般社団法人化は既定路線として事務レベルでの手続きを推進中ですし、加えて上記の薬事認証取得がなされれば、ASPセラピーを含む当協会の社会的認知度や信頼性はいや増し、普及活動が加速することは疑いありません。従いまして少し長期のスパンで見守り下さいますと幸いです。
5つ目のYouTube鍼灸大学校™(旧学術部)の活動は、既に皆様もご承知のことと存じます。今後も当協会会員だけでなく、その分野に精通した専門家に講師をお願いし、皆様のニーズに合致した良質なコンテンツを提供し続けていければと考えています。
さて、最後となりましたが、今般私議、先日の理事会にて第2期末をもって理事ならびに会長職を退任し、監事に就任することとなりました。在任中はひとかたならぬご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
なお、後任にはYouTube鍼灸大学校™教授(旧研究部長)の竹田太郎が就任の予定です。何卒私同様格別のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
ちょうど2年前の今頃、名古屋で某鍼灸学会学術大会が開催されました。まだ新型コロナウイルス感染症の存在も知られていなかった、ある意味平和な時代です。その際の私的な打上げに居合わせた襖田・松浦氏・米田氏の3名による茶飲み話が「種」となり、後に上市氏・平賀氏の両名が加わることで「日本ASPセラピー普及協会」が産声を上げました。そして多くの皆様のご支援のおかげで、やっと独り立ちできるまでの組織に成長致しました。せっかくここまできたのだから、せめて来期の法人化新体制までは責任を持って見届けるべきではないかとも悩みましたが、「Don’t put new wine into old bottles.」との諺にもあります通り、あえてこのタイミングでより組織を発展させてくれるであろう新会長にバトンを託すことこそが、自分の役目ではないかとの結論に至りました。そもそも法人化とは組織が個人の所有から脱却し、真の公益化を目指す第一歩ではないかと考えています。勿論、これからも個人の出来る範囲でASPセラピーの普及活動は継続していきますし、監事という大役を仰せつかりましたので、少し離れたところから当協会の活動を見守り続けていきたいと考えています。それでは今後とも「我が子」ともいえる「日本ASPセラピー普及協会」を、皆様もどうか末永くご支援下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
日本ASPセラピー普及協会 会長 襖田和敏
※原稿執筆日令和3年4月中旬
理事・副会長 米田裕和

うどん県(香川県)出身、福岡県福岡市在住の米田裕和です。
視覚障害者のあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の資格取得のお手伝いをしています。
ASPセラピーとの出会いは、2年前の名古屋での学会になります。その時、初めて見るASP鍼が、視覚障害者の方々が困難であった耳への刺激が、比較的容易に行えることに衝撃を受けました。直ぐにASP鍼を手に入れようとするも、多くの問題が・・・。
個人的にフランスから取寄せて、改めてASP鍼の素晴らしさに感動しました。簡単に打てるASP鍼ですが、やっぱり練習は必要です。鍼の基本練習と一緒で地味な内容の繰り返しですが、しっかりと身につければ多くの技術に応用できるものになります。
襖田先生、松浦先生のASPセラピーを普及することで国民の健康に寄与したいとの考えに賛同し、微力ながらお手伝いさせていただいております。
今後とも皆様のお力添えいただければ幸いです。
平成11年 4月 はり師免許(第114917号)、きゅう師免許(第114833号)取得
平成11年 3月 明治鍼灸大学(現:明治国際医療大学)鍼灸学部卒業
平成13年 3月 明治鍼灸大学大学院鍼灸学研究科鍼灸学専攻博士前期課程修了 修士(鍼灸学)学位取得
平成16年 3月 明治鍼灸大学大学院鍼灸学研究科鍼灸学専攻博士後期課程修了 博士(鍼灸学)学位取得(30号)
「糖尿病患者における飲水負荷時の胃電図に及ぼす鍼刺激の効果」
https://www.meiji-u.ac.jp/about/research/publication/i_muom/files/shinkyuigaku33_99.pdf
平成16年 4月 函館視力障害センターに奉職
平成22年 4月 塩原視力障害センター
平成25年 4月 国立障害者リハビリテーションセンター
令和 2年 4月 神戸視力障害センター
令和 4年 4月 福岡
理事・学術研究部長 武田充史
この度、学術研究部長を拝命しました武田充史です。
我々が日々臨床で行っている戦場鍼を含む耳鍼療法は、西暦2000年頃から研究論文が急速に増えてきています。
二ムゾフ博士が戦場鍼を開発した2001年と重なり、戦場鍼が脚光を浴びたことを契機に耳鍼療法が発展を始めたようにも感じとれます。
我々のJATAは松浦代表理事が戦場鍼と出会ったことに端を発して結成されました。
伝統的な鍼灸師であった松浦が戦場鍼に魅了されたのは、トレーニングを積めば高確率で効果が出せる、痛みを和らげることが出来る、また使用される鍼、ASPが体鍼にも用いることが可能である(ASP療法)、素晴らしい鍼というところでした。
戦場鍼は鍼治療としては珍しい一定のエビデンスが提示できる治療法ですが、殆どが海外の報告であり、日本においてはどの程度有効なのか、国内で流通している器具での効果はどうなのかなど、国内研究にて明確にしなければならない課題は少なくありません。
JATAの学術研究部では、耳鍼療法およびASP療法についての学術的資料の収集、会員の皆様との情報の相互交換、そして国内における臨床および基礎研究の推進などにつとめて行きます。
学術研究部長としては、微力ではございますが耳鍼・戦場鍼療法、ASP療法発展の一助たるべく誠心誠意努力いたす所存でございます。
理事・普及広報部長 松浦哲也
「日本の鍼灸はまるで骨董品の様なものだ。必要な人からすればとても価値が高いのだろうけれど、そうでない人からすれば全くの無価値・・・」
ある大学の教授が仰っていた言葉です。
この言葉に衝撃を受けた私は、もっと鍼灸を一般の人に知ってもらいたいと思い、施術を含め様々な啓蒙活動を行ってきましたが、まるで豆腐に鍼を刺すかの如く、まったく手ごたえを感じていませんでした。
そう、それはあたかも骨董品に価値を見い出せない人に、一生懸命その価値を説明し理解してもらおうとするかの如き行いだったからです。
そんな時、NHKのTV番組でBattlefield Acupuncture(以下、BFA)が紹介されました。
BFAはアメリカ空軍が正式に疼痛やPTSDの治療法として採用している方法です。
合理性を尊ぶアメリカ軍隊が正式に採用しているわけですから、理論はともかく、効果に対しては正に「折り紙付き」と言えます。
いいか悪いかは別として、ご承知の通り日本人はアメリカで認められたり、海外から逆輸入されたものに高い価値を見い出す習性があります。従ってこのアメリカ生まれのBFAを上手く日本で普及させることで、従来の鍼灸も骨董品の様なものから、誰もが価値を認めるものへと変貌させる事ができるのではないかと考えました。
これがBFAの普及活動をしている最大の理由です。
一部の名人による日本の伝統鍼灸は継承されるべき貴重なものですが、それを習得するには血の滲むような弛まぬ努力と生まれ持った才能が必要不可欠であり、誰もが習得できる類のものではありません。
不幸にも志半ばでその道を断念する鍼灸師がいることも紛れもない事実です。
しかし、正しく学ぶことが前提ではありますが、比較的短時間の練習で誰もが習得可能なBFAは、初学者でも即効性と一定の再現性をもった施術の提供を可能とします。
もし、全国どこの鍼灸院(施術所)でも一定以上の効果が得られるのであれば、誰もがその価値を認め、もう骨董品の様な扱いを受ける事はなくなるのではないかとの想いから、2019年にBFAを誰もが学べる様に日本で最初のBFAの施術解説書を豊富な図解写真付きで作成しました。
私は、初学者にまずBFAを用いた施術で鍼灸の効果を実感してもらいたいと思います。その成功体験が更に自信に繋がり、口コミで患者さんを紹介してもらえる様な良いサイクルが生まれることを期待しています。
そして、いつかBFAによる施術で限界を感じた時、自信と余裕を持って次のステップ(伝統的な鍼灸の習得や継承)に進んでいってもらいたいと考えています。
「鍼灸を通じて地域社会に貢献したい」との想いで、日々精進されている鍼灸師の皆様に、私達が少しでも力になるようであれば、これにすぐる喜びはありません。
最後に、JATA普及広報部は副部長(SNS広報担当)を平賀先生、北海道東北地域のエリアリーダーを添田征伸先生、九州沖縄地域のエリアリーダーを安里智明先生にお願いしておりますが、会員の皆様全員が協会の名の示す様にASPセラピーを普及する普及広報部員としてご活躍していただけたら嬉しく思います。
皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。
※エリアリーダーは今後増員予定です。
理事・総務財務部長 上市茂生
日本ASP セラピー普及協会総務財務部長の上市茂生です。
会員の皆様、今年も協会運営にご協力を賜り感謝申し上げます。
まずは、大阪会場での実技セミナーは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、まん延防止等重点措置が発令された ため、開催直前で 中止することになりました。
実技セミナー開催を心待ちにされておられました先生方には、ご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございませんでした。
会員の皆様におかれましては、緊急事態宣言の発令対象地域だけでなく全国的に施術所運営のみならず日常生活全般においても様々な影響を受けておられることと拝察いたします。
短時間で施術が完了するASP セラピー及び日本式戦場鍼は、耳を主な施術範囲とするため接触によるリスクを軽減することができるため、患者様の新型コロナウイルス感染への不安に応えることができます。
これは、施術者自身と勤務するスタッフのみならず同居する家族にもリスク軽減という「安心 」を提供することになると考えております。
比較的短時間で技術の習得が可能な ASP セラピー及び日本式戦場鍼は、初学者でも即効性と一定の再現性を持った施術の提供を可能にします。
加えて、米軍が採用している評価表を用いることで施術前後の症状変化について、施術者と患者様がビジュアル的に簡易に共有できる点がとても優れていると認識しております。
総務部では、合理性を重んじる米軍の医学的根拠、短時間施術、施術評価、これらの利点を積極的に発信することで 国民の健康に寄与したいと願い、法規に則った ASP 鍼の取扱いを希望する医師・歯科医師・はり師・きゅう師及びこれらの資格取得を目指す医学生及び医療系学生の支援に励みます。
当協会では、発足当初からオンラインシステムを積極的に活用してまいりました。
私の準備不足や接続不調などで、何度もセミナー等の
YouTube ライブ配信にトラブルが発生しご迷惑をお掛けしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
総務部では、これからも求められるスキルを習得しオンラインの進化と可能性に挑戦し続けてゆきます。
また、来期は会費受納システムやWebinar 導入講習会のオンライン自主学習について配信方法の変更など検討しておりますので、時期が参りましたらご案内せて頂きます。
今後とも、ASPセラピー及び戦場鍼の国内普及にお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
理事・普及広報副部長 平賀 陽子

そんな矢先、コロナ禍による県外移動制限や講習会の自粛で思う様な広報普及活動が出来ず、会員の皆様も物足りなさを感じられていたかもしれませんが、これから又多くの地域でASPの技術を学べる実技講習会など開催出来る様にしていきたいと思っています。
そして沢山のASPセラピーによる症例やJATAの活動内容をSNS配信し、『活気あるJATA』をアピールして行きたいです♪
お願い
日本では取り扱いの少ないASP鍼。もちろんASPセラピーとしての症例も少なくJATAのSNSは大変貴重な物になります。そしてそのSNSをきっかけにASPを取り扱いたい!と思う方も増えています。
そこで、もっともっと内容の濃い物にする為に、会員の皆様がASPセラピーを施したお写真や動画をJATAからもリポスト配信したいと思っています。
Instagramをされている会員様は『@asp_therapy 』のタグ付けのご協力をお願い致します。

理事・普及広報副部長
平賀 陽子(はり師・きゅう師・エステシャン)
【略歴】
昭和53年2月:長野県飯田市に生まれる。幼少期は祖父母の営む鍼灸院で過ごし、患者様との会話から鍼灸の素晴らしさを感じながら成長する
平成8年~:エステサロン勤務
平成16年4月:四国医療専門学校鍼灸科入学
平成19年3月:はり師・きゅう師国家資格取得
免許取得後 松浦鍼灸院にて松浦博一及び松浦哲也に師事する
平成21年4月:美容鍼灸技術習得の為、神戸へ
平成24年4月:やわらぎ整骨院を神戸三宮に開院 鍼灸部門担当
令和元年5月:日本ASPセラピー普及協会 理事・広報担当
令和4年6月:一般社団法人日本ASPセラピー普及協会 理事 現在に至る
【所属団体】
公益社団法人 日本鍼灸師会・一般社団法人兵庫県針灸師会
理事・普及広報部
関東エリアリーダー 内田 和久

鍼灸学校在学中に業界誌で戦場鍼の存在を知りましたが、卒業後どこに行けば戦場鍼を打てるようになるのか分からず、存在を忘れかけていました。
コロナ禍真っ只中のある日、SNSで戦場鍼の打ち方一切を教えてもらえることを知り、いてもたってもいられなくなり緊急事態宣言の合間を縫って、日帰りのバスで長野の松浦先生に教えを乞いに行ったのがASP療法との出会いです。
協会入会から日も浅く、まだまだ学ばなければならないことが山積みですが、関東でASPセラピーの普及に努め、より多くの方にこの療法の素晴らしさを実感してもらいたいと思っております。
その一心で頑張って参る所存ですので、多くの先生方のご指導ご鞭撻どうぞよろしくお願い申し上げます。

内田 和久(はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師)
略歴
昭和48年2月:東京都杉並区に生まれる
中学から空手を始め世界大会八連覇、ケガをしても治してもらえる治療院を探す日々
空手選手引退後、ケガで苦しんでいる人をキチンと治せる人になりたいと鍼灸の専門学校に入学
平成25年3月:はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師国家試験合格
平成27年3月:東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科卒業
平成30年7月:鍼灸マッサージ治療院 筋膜ラボ・光和堂を東京高円寺に開業
令和3年4月:日本ASPセラピー 個別技術指導一貫コースを受講 現在に至る
【所属団体】
一般社団法人 日本ASPセラピー普及協会理事
理事・普及広報部
北海道エリアリーダー 添田 征伸

数年前、テレビの某健康情報番組で戦場鍼(BFA)を初めてみて、自分もこの施術が出来たら今まで以上に患者さんの役に立てると思い、学ぶことを始めました。
普段は刺激量のあまり多くない鍼法をメインで施術をしていますが、戦場鍼施術が出来るようになり、更に施術の幅が広がったように感じております。
当協会はフランスから一人一人が個人輸入をしたASP鍼での戦場鍼施術だけではなく、一般的な毫鍼や灸でも、効果を出せるよう日々精進しています。
患者さんに施術をした際に、本当にうった直後から症状の変化がわかり、鍼灸師免許を取得したばかりの先生から、臨床歴が長い先生まで誰が施術しても同じように効果が出せる素晴らしい鍼法だと思います。
私自身が普及広報部北海道エリアリーダーとして、今後も定期的に講習会を開催していきたいと思いますので、興味がある方は、総務の上市までいつでもご連絡お待ちしております。

添田 征伸(はり師・きゅう師・柔道整復師)
【略歴】
北海道遠軽町出身
小学から野球、高校からラグビーと常に運動をしており怪我と隣り合わせの生活の中、はりきゅうの仕事を知る
平成18年3月:柔道整復師国家試験合格
平成21年2月:トマト手稲はり灸整骨院開業
平成24年3月:はり師・きゅう師国家試験合格
現在は一人治療院を運営しながら、ASPセラピーの普及に努める
【所属団体】
一般社団法人 整動協会
一般社団法人 日本ASPセラピー普及協会
健康になる事で美しい身体になれる様に!