陰虚にみられる舌苔はどれか?(問題93)
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- 厚苔
- 潤苔
- 膩苔
- 少苔
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陰虚について、確認していきましょう
陰虚とは、陰気の不足による虚証性の熱証(虚熱証)になります。
陰液(血・津液・精)が不足して体を冷やす作用が低下し、陽気を制約できなくなって熱感を生じる状態です。
症状としては、
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- のぼせ
- 五心煩熱(ごしんはんねつ)(手掌や足底のほてりと胸部の不快な熱感)
- 盗汗(とうかん)(寝汗)
- 頬部紅潮
- 夕方から夜間にかけての微熱(潮熱(ちょうねつ))
- 舌質紅
- 舌苔少
- 脈細数などがあります
赤字がキーワード(覚えてね) [/aside]
では、舌苔は何を診ているのでしょう。
舌診で確認するものの一つです。舌診では、舌質と舌苔の状態を確認します。
舌質とは舌体(肌肉や脈絡組織)の性質を言い、舌苔とは舌の上に付着している苔状のものを言う。舌には、気・血・津液の状態や病の寒熱、重症度が反映される。
舌質は、焼肉のタン(舌)から想像できますが、筋肉ですよね。
そのため、
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舌質は、気血の状態を表しています。
舌苔は、津液の状態を表しています。 [/aside]
植物の苔が湿気が無いと上手に育だたないように、適度の津液が必要なのです。
[voice icon=”https://jpn-asp.com/wp-content/uploads/2022/02/S__19390473-removebg-preview-e1645917274821.png” name=”竹田博士” type=”l”]選択肢を確認していきましょう。[/voice]
1. 厚苔
裏証、実証(湿痰、食滞)
津液が滞ることで、苔が厚くなります。
2. 潤苔
正常な状態です。
苔に適度な潤いがある状態です。
3. 膩苔(じたい)
緻密でねっとりとして剥がれにくい状態です。
湿痰の停滞、食滞。
4. 少苔
正常な状態の薄苔よりも薄い状態の苔の場合です。
陰虚(虚熱で津液が少なくなった状態)と考えます。
[voice icon=”https://jpn-asp.com/wp-content/uploads/2022/02/S__19390473-removebg-preview-e1645917274821.png” name=”竹田博士” type=”l”]正解は4の「少苔」になります。
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