BFA(Battlefield Acupuncture)治療点を用いた、ASP耳鍼療法およびASP皮内療法の総称
JATAは、Auriculotherapy(耳介療法・耳鍼療法)を学術基礎にASPセラピーの国内普及を推進する協会です。
ASP耳鍼療法とASP皮内療法を主に、疼痛のコントロールのみならず、小児はりや美容鍼灸の分野にもその対象を広げております。
5つのポイントにASP-Needleを刺鍼するだけ
耳は戦場や病床で刺鍼しやすく即効のため、米軍軍医を対象とした鍼の生涯教育の中でも教育されている施術方法です。
Dr.Richard Niemtzow(ニムゾフ退役軍医大佐)が研究の末に導き出した5つのポイント(写真参照)にASP-Needleを刺鍼するだけというシンプルな治療方法ですが、再現性と即効性に優れています。
平均して約75%に疼痛の軽減がある※1と報告されています。
※1 http://fanblogs.jp/japanasptherapyassociation/archive/20/0
BFA(Battlefield Acupuncture)の適応症は下記の通りと本国では云われているようです。
- 急性および慢性疼痛症候群
- 片頭痛
- PTSD
- うつ病/不安
- ストレス誘発性無関心と不眠症
- 術前/術後疼痛補助
BFA(Battlefield Acupuncture)の禁忌は下記の通りと本国では云われているようです。
- 妊娠または妊娠の可能性のある患者
- 出血障害のある患者
- 針を嫌う患者
- 針に対する嫌悪の個人歴、又は針に対する血管迷走神経反射のある患者
- 刺鍼部位に感染症がある患者
- Active Flight Duty(活発な飛行任務には適さない※2)
※2Auricular ASP needles may be retained during duty performance forRPA/GBC/ATC/MOD only.
No retained needles for aircrew for in-flight operations.
引用元(※2)
Official Air Force Aerospace Medicine Approved Medications
Effective: 13 June 2017
(Note: This list supersedes the medication list dated 01 January 2017)
3種類のASP-Needle
協会会員が主に取り扱っておりますASP-Needleには3種類あります。
それぞれ特徴があるので患者さんの希望や体質に合わせて輸入して使用しております。
ASP-Classicは安価で求め易いけど、(金属)アレルギー体質の人にはおススメしておりません。皮膚がかぶれ易く金属アレルギーは無いという方にはおススメしております。
ASP-Goldは金属アレルギーの方にオススメしております。キラキラしていて見た目も可愛いと女性に好評です。しかし、色素沈着する可能性があるので注意して下さい。
ASP-Titaniumは人体に馴染みやすいから痛みがかなり少ないです。スッと馴染むから耳の痛みを気にせず生活ができて楽と言う声が多いです。ひどいアレルギー体質の人や美容目的で使うなら絶対にASP-Titaniumをオススメします!
私、松浦が自分に打つならASP-Titanium一択ですね!
値段の違いは痛みの違いです!参考にしてみて下さい!
現在ASP鍼はフランスから「医療従事者による医薬品等の個人輸入」による方法でのみ入手可能であります。
当協会では、会員の先生が薬監証明を所得して日本国内で正規に使用できる状態でASP鍼を入手する方法として「ASP鍼個人輸入マニュアル2020(電子書籍版)」を作成して、ASP鍼の入手を希望される先生方のお力になれるようサポートする方法と、「輸入サポート業者の紹介」の2通りのサポートする方法の2つをご用意させて頂いております。
尚、ASP鍼個人輸入マニュアル2020(電子書籍版)の内容は、厚生労働省がホームページ内に掲載している内容を実務に則り分かりやすくまとめたものです。
当協会でご用意しているASP鍼の輸入に関するサポート体制
ASP鍼個人輸入マニュアル2020(電子書籍版)
医師・歯科医師・はり師が、ASP鍼を個人輸入する方法
※閲覧にはグーグルアカウントが必須です。
輸入サポート業者の紹介
※ご利用には別に定める輸入サポート料が必要です。
尚、個人輸入サポート①②共に、当協会の会員を対象としております。
論文紹介
数少ないBattlefield Acupunctureの論文ですので、目を通しておきましょう。
Auricular Acupuncture in Emergency Department Treatment of Acute Pain
- June 2016Annals of Emergency Medicine 68(5)